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[わたしのおきにいり]
4周年特別企画 ピーラーブックレビュー
菅原義之(すがわらよしゆき)
1969年長崎県生まれ、長崎県在住
−PEELERライター−
遅ればせながら最近「数独」を始めました。のめりこみそうでーす。
美術館や画廊に行った時の感想を時々下記ウェブサイトに書いています。行きたい所はいっぱいあります。足が付いていけないほどです。
art.walking
近代絵画史 ―ドラクロアよりピカソまで―
美術出版社
柳 亮著
「ミケランジェロからロダンまでがひとまたぎ」ですって、「へえっ、なぜ?」
現代の美術、同時代の美術も歴史の流れの延長線上にあるんですよね。そんなことで時々見る歴史の本の中から選びました。読みながら興奮するほど説得力があります。
「文芸復興期の終幕以後、19世紀の末までは、文字どおり彫刻の不毛時代であった。私たちが美術史をひもといて、そこに見いだすものは長い空白のページであり、ミケランジェロからロダンまでがひとまたぎである。ジャン・グージョン、カノーヴァ、ウードン、リュード、カルポーとならべてみても、この谷を埋めるだけの幅や高さにはたっしない。」とロダンを評価。分かりやすい。なるほど。
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