topspecial[わたしのおきにいり]
4周年特別企画 ピーラーブックレビュー


 



原井輝明(はらいてるあき)
1965年生まれ、山口県出身、山口県在住
−画家−

1994年東京藝術大学大学院後期博士課程満期退学後、1996年故郷宇部に制作場所を移す。
2004年より地元商店街に於いて、中心市街地の活性化と若手芸術家の育成のために、シャッター壁画制作の活動を進める活動グループFCAを主宰。秋吉台国際芸術村(山口)10周年記念事業「trails_小径」に出品中(2/28まで)。2009年夏、ギャラリー獏(福岡)にて個展予定。



星の王子さま
(新潮文庫)
サン=テグジュペリ (著), Antoine de Saint‐Exup´ery (原著), 河野 万里子 (翻訳)


顔に似合いませんが、、、。

本の紹介で出すにはあまりにメジャー過ぎる気がしますが、素直に取り上げました。
先入観のない本質を探そうとする無垢な少年を描いたこの作品は、 宇宙を旅する王子さまを通して、子どもに語り掛けると云う手法を取 られていますが、本当はこの本は大人に向けた本かもしれないと思 わせてくれました。様々な柵のなかで生きている私たちはそう簡単に純粋に生きて行くことができませんが、ふと忘れかけた本質を思 い出させる言葉「大切なものは目に見えない」よ、と語ってくれます。おとぎ話にくらいにしか思ってなく大学生になるまで読んだこ とはありませんでしたが、この本を知ってからは、5年に1 度くらいの低い頻度ですが、忘れかけたころまた読みたくなる本です。

 


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