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サイト・サイト・サイト プロジェクト(since 2000)

their site/your sight(since 2000)
池田朗子プロフィール



池田朗子個展のはなし
第一章 展覧会をはじめよう
第二章 展覧会をつくろう

第三章 展覧会をひらこう
第四章 展覧会は終わった



[オマケ]
池田朗子×藤田千彩
岐阜在住の池田朗子が、東京でするということ。

池田朗子が「サイト・サイト・サイト」を作るまで。

「サイト・サイト・サイト」とこれから。


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池田朗子個展のはなし[オマケ]

池田朗子×藤田千彩
(PEELER)

銀座kobo&tomo階段下で、東京で初めて個展を行った池田朗子。
作品を鑑賞するだけでなく、作り手である作家に話を聞くことにより、作品をより面白く感じるのではないだろうか?
今回の展示企画者である、PEELER代表の藤田千彩が、話を聞いた。



岐阜在住の池田朗子が、東京でするということ。

藤田
いままで作家活動をしていたら、東京でしないか?という話はあったと思うけど、なぜしなかったの?


池田


展示作業をする池田朗子

東京は見る人も、見せている人も多すぎると思う。自分が東京に来て見るとき、沢山の中で見るので「良い・悪い」の判断をはっきりしてしまう。見せる側からすると、緊張感がある街だなあと思ってた。自分の展示をするとなったとき、見せる相手の顔が見えないし、不安があって。もちろん東京じゃなくてもそういった課題はあるのだけど。

藤田
私は東京しか知らないから、そんなことを言われるなんて思わなかったよ。


池田
だってほら、銀座の画廊をはしごするということは、一時間に5、6つ見るということでしょう?観客はその中で瞬時に「良い・悪い」を判断するし、作家はそういう中で試されてるっていうことじゃない?

藤田
そういう中で、私が「東京でしない?」という話を持っていったとき、どう思った?時間が一ヶ月くらいしかない、って渋ってたよね、最初。


池田
どこの場所であれ、自分が見せたい状態で見せられないと嫌なのよね。ベストの状態でありたいというか。

藤田
まあね(笑)。


池田
今回は一人でやるのとは違うし、「私の作品のためにお金は動かないが他人が動く(関わってくれる)」のが大きかったと思う。作品の周りで私以外の人が動いてくれることもチャンスだと思ったんだよね。

藤田
今回流している「サイト・サイト・サイト」という作品は、「site」や「sight」から取ってあるように、場所やそれを見ているということからタイトルがつけられてるよね。内容は、ブルータックという練り消しゴムのようなもので作られた飛行機を飛行機や電車などの乗り物の窓に貼り付けて撮った映像作品だよね。


池田
そう。今回は岐阜バージョンだけど、ロンドン、名古屋、東京などいろいろなバージョンの作品があるよ。

藤田
なぜ岐阜バージョンなの?


池田
PEELER企画だからかなあ?PEELERが地方のアートシーンを知らせて行きたいといってくれたから、「じゃあ、地方で制作活動をしている私の日常」ということで、岐阜バージョンを流すことにしたんだよね。

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