A.田中偉一郎
B.辻川幸一郎
《Like a Rolling Stone》2007年
(c) Warner Music Japan/3D Corporation
C.伊藤ガビン
《Laxical Shooter》2007年
D. 山口崇司/d.v.d
《d.v.d》2007年 |
|
田中偉一郎の笑いを誘う作品(画像A)が並ぶ。
小ネタ集のような作品群は、難しいと思われがちの現代美術におかしさもあることを提示する。
続いて眞島竜男のインスタレーション。
眞島自身が書いた小説を元にしたという作品は、そういった説明をされないと分かりにくいし、あまりに私的だと個人的には思った。
そして部屋を移る。
辻川幸一郎の作品(画像B)は、ストーリーがあるようなアニメーション作品。
見入る観客が多かったのは、映像だからではなく、作品としての魅力があるからだろう。
辻川の作品の向かいには、キュレーションをした佐藤直樹いわく「アートとしかいえないものではなく、ジャンルを越えて面白い融合をしている」と言える、インタラクティブ系メディアアートが3作品あった。
伊藤ガビンの作品は、ゲームのようだった。
プロジェクターに投影されてはいるが、これもキー操作で動くゲーム。(画像C)球を避けて走りぬく、というもののようだった。
途中でやめたときの「continue」までの選択時間が、えらく長いのが印象的だった。
山口崇司/dvdは、dvdの名前の由来でもある「ドラム」が置いてある作品。(画像D)
たぶん体験しにくいだろうが、ドラムを叩くと床に投影されている画像が動く。
実際の山口崇司/dvdの活動も同じで、ドラムのリズムを優先させるかゲームの勝ち負けを気にするか、という演奏でライブをしているそうだ。
|