『プロレタリア17號 』
角孝政 × 岸川商事(株) |
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リバーウォーク北九州
夏まつりに登場した水玉のお神輿の展示かと思って近づくと、高さ5cm弱の小さな工事人形(工作用玩具)3500体で作られた作品でした(笑)。その土台の鉄パイプやタンクの一部は、「鉄・溶鉱炉」を想わせるようなオレンジ色で塗装されている。
建築的に美しい工場群、この街の繁栄は、こうした見えないところで、しっかり働く労働者たちなのだ。
工事用三角ポールと進入禁止のポールは、作品の一部だと考えたい。このポールは現場の臨場感、緊張感を増長している。彼の父は、新日鉄関連で働いてきたと言う。父への労いと誇りを感じる。作家の胸にあるテーマは「家族」なのかもしれない。
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