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藤田
私は寺田さんの作品を見て、かわいいな、と思うんです。スーパーボールのせいかな?
寺田
透明なのが好きなんです。プラスチックのボタンとか。
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《ピント270度》、2005年
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《あそびの途中》(部分)、2005年
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藤田
あと絶対「計算」が入ってると思う。分度器を使った作品を見て、「この角度は絶対なにか意味があるに違いない」と思ったこともあるし、中心に物を置いていたり、何かしら「計算」が入ってると思うんです。
寺田
好みで言うと理系が大好きです。いつも数学や理科に驚きを与えてもらってたんです。
藤田
確かに今日アトリエにおじゃまして、本棚に理科の百科事典があることにびっくりしました。
寺田
そういう意味ではかなり影響されてます。
藤田
じゃ、やっぱり「計算」してるの?
寺田
うーん。もしそうでも、作品より私の頭の中じゃないかな。数字の計算じゃなくて、こうしたらいいか、とかそういうの。それが作品ににじみ出てるのだとは思うけど、制作中はかなり感覚人間ですよ。
藤田
そうなんだ・・・。この浮いてるのとか、チョー計算ぽいけどねえ。
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