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見せかたへのこだわり
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Display of
Surface/2004 指紋のついた日用品、アルミニウム粉末、ライトボックスなど インスタレーション
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Display of
Surface(部分)/2004
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藤田
私、ずっとCGだと思ってました、CGつくるための計算をしてるんだと。
大崎
僕、できませんよ、そんなこと(笑)。
藤田
ひょえー、やられた。
実際は本当にキレイなんじゃないですか?
大崎
キレイです(笑)。
パソコンのアプリケーションソフトをつかうと「つくられたもの」になりますから。
藤田
現実と非現実の間、みたいな?溶けてしまって、もったいないですよね。
メディア芸術祭で見たとき、あの場所はモニターで「とりあえず見ろ!」みたいな感じだったんです。
やはりつくり手としては、モニターで見せるのとプロジェクターで見せるのとでは違いませんか?
大崎
個人的にはスクリーンがでかくないといけない(笑)。
モニターで見せてもおもしろくない、全身で浴びるように「溶けるもの」を感じてほしいんです。
だから、できるだけ展覧会ではでかいサイズで投影する。
そうじゃないと自分がやりたいことの世界のあり方が表現できないから、可能な限り端から端!
藤田
幅何メートルじゃなくて、端から端?
大崎
端から端(笑)。可能な限り。
藤田
大きくすると、映像のクオリティが問われそうですよね。
大崎
僕の作品って、モニターで見せるほうが伝わらないのです。
僕としては、浴びるように作品を感じてほしいんです。
藤田
浴びるように、って分かるわぁ。
大崎
「見る」じゃなくて「感じろ」ですね。
藤田
作品に覆われる、とか、全身で感じるということね。
たとえばこれを水の中にあるモニターで見せるみたいな、インスタレーションとしては見せないんですか?
大崎
うーん、それは今のところないですね。
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