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今回は初めての野外彫刻展に出品かと思うのですが、どういうところに気を遣われましたか?
ヤノベ
下見に来た時にこの常盤公園を見てその風景に感銘を受けました。まず風景になじむ事、でも「あっと」いわせる仕掛けを作ることを考えました。
それと「耐久性」ですね。
もちろん屋外展示なので「素材」の選定についてはあるのですが、もう一つは「人の目の耐久性」です。
友利
そうですね。「人の目の耐久性」ってありますね。
ヤノベ
美術館に展示する場合、そこはある程度美術作品を見るという意識を持った人だけが集まりますよね。でもここは公園。
子供から老人まで全く美術の予備知識のない人が散歩がてらにやってくる。
そういう人々にも理解できて純粋に楽しめる、それでいて僕自身のメッセージも読み取れる。
美術館の外でも十分に存在感を示す力強さという耐久力のことです。
そのことを今回は強く意識しながらプランを考えました。
まあ、今回は、一番良い場所をいただいて、たくさんの人に(宇部市公園緑地課職員)手伝ってもらいました。
皆、まるで、自分の作品のように作ってくれたんですよ。
これほど、すばらしいことはないですね。
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