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「夕闇が待ちきれなくて」、2007年、ボールペン・色鉛筆、29.7×21cm
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不思議な世界観の源
藤田
こないだファイルで見せてもらった作品はどろどろしくて、悪く言うとイラストレーションみたいな感じ。
その後見せてもらった実物の作品は、いやらしいような、そそられるような感じがした平面だったんです。描かれる世界が違ってきたのかしら?と思ってしまったのです。
前田
ファイルのは、童話風みたいなものですね。
あれは頭に浮かんだから描いた、という感じなんです。
藤田
例えば写真見ながら描いてる、とか、物語を読んでとか、じゃなくて?描くときはどうやって描くんですか?キャンバスがあります、ボールペンを準備しました、それで?
前田
まず最初にイメージがぼやーっとあって、次にそんな感じを描こうっていうのが浮かぶんです。
今のところ浮かんだイメージがはっきりするまで描かないんですね。
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