描く実感を通して引き受ける、
その集積が映すまだ見ぬ世界
Kei Imazu Interview
5月22日から6月19日まで、東京・白金高輪にあるギャラリー『山本現代』で個展を行った今津景は、光の輪郭を美しい色彩で表現する油絵画家で、2009年のVOCA展で受賞するなど今注目したい作家の一人である。
一見すると鮮やかできれいな風景。けれど実はその奥に見え隠れする世界の矛盾やダークサイドの光景。
その曖昧で浮遊するイメージは今津独自の世界観から生まれるものだ。
インタビューを行ったのは5月上旬。
自宅アトリエには個展開催の日を待ち望むキャンバスであふれていた。
INTERVIEWER 立石沙織