toppeople[東亭順インタビュー]
東亭順インタビュー
《Float》(2003)

 


天気も転機もロンドン?!

《無題》
   
藤田 
あら。入れ替わり早そうな業界ですもんね。

東亭 
そうですね(笑)。
半年間のサラリーマンのあと、捨て看板やのれんを作る工場で、シルクスクリーンの型を焼く仕事とか、予備校の先生をしながら、制作をして・・・。


藤田 
苦労してますね。

東亭 
2000年に、人の形とか花とかをプリンタで出力して、それを黒で塗りつぶすという作品を作ってました。
そうですね、肌の質感とか潤いとかをテーマにしてました。


藤田 
絵画ですよね?化粧品みたい、面白い!

東亭 
質感は今に至るまでこだわってるんですけど、最初はそういうところからだったんです。

藤田 
空を描いている、今の作品の表面の「つるつる感」のことですね。空はどこから出てきたんですか?

東亭 
2002年にロンドンを中心に、ヨーロッパへ2ヶ月くらい旅したんです。
ロンドンに住んでいた高校時代の友達を頼って、ロンドンで展覧会を開く下見の旅行でした。
ロンドンの雲の低さや移り変わりの激しい気候に影響を受けて、雲を撮影したものをもとにして、描きはじめました。


   
 
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