玄関の扉
やっぱり怖いのかもしれない?
改めて雑草がぐんぐん伸びた玄関の扉を
外からみて思う。今度は家に入って中から見て思う。
人をこの家にあまり呼ばないけど、来た人は必ず、
少しぎょっとして“修理するよう”言って帰る。
この家に住み始めてから2ヶ月くらいたったころ
ガコッと音ともに扉の下の鉄枠が外れた。
誰も(たぶん猫も)入れる隙間でもないし、
なんだか家に表情ができたと思って、内心楽しんでるので、
直すこともせず、そのままほっといている。
家は人が住まないとどんどん壊れていくと言うけど
人が住んでも、もちろん壊れていくものなんだ。
「壊される家」といっていたけど、この家、自ら壊れていってる。
と(あくまで私が壊したんではなく。)
自分の運命を分かっている家に感心してしまう。
左)玄関雑草[+zoom]
右)1階 玄関[+zoom] |
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階段
2階建てにうきうきして、ワザと階段を駆け足で。
トントトットントントントン。
大きな音が鳴るように、階段があることを誇張するように。
はしゃぎながら上がっていってしまう。
階段を上るとき、リビングとキッチンによくバイバイと別れを告げる。
部屋を擬人化している。この家が大きすぎるせいだろう。
家も住む適正人数というものがあるのだ。
適正人数に達しないときは、部屋が人になってしまう・・・。
左)1−>2階 階段[+zoom]
右)1階リビング [+zoom]
部屋
2階に3部屋あるのに実質的に使えるのは1室だけ。
あとの2部屋は畳がだめになっていたり絨毯が黒くなって
いたり雨戸があかなかったりする。この2階の雨戸の
開かない部屋の扉には外側から鍵がついている。
なぜ内側からでなく外側から??
しかも2個も。。。ちょっとしたホラーだと思う。
左上)2階 南 手前の部屋[+zoom]
右中)2階 南 奥の部屋[+zoom]
下)謎の鍵[+zoom]
そんなこんな家の状況を何か発見する度に周りの人にいろんなところで言ってたら、
「家壊れたらウチ泊まりに来なよ?」とたくさんの人に言われた。
家が壊れたら来ていいよ。と言ってくれた人のお家を本当に泊まり歩けたら
ずいぶんと家なしでもやっていけるのかもしれない??と妄想してみたりする。 |
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