・・・8月22日設置工事中。
お昼の飛行機でアメリカにお帰りになるというのに、朝から汗だくで、小泉俊巳さんの作品を持ち上げていらっしゃるのは、展示委員の佐々木彬さん!
(友利)
おはようございます。帰国の日まで、ご苦労さまです。
佐々木さんは、建築家だと聞いていますが、彫刻展では、どんな役割をされているのですか?
(佐々木)
今日は(設置なので)作家に作品の正面の方向、設置手順、基礎の方法をアドバイスしているところです。
展覧会の順で言うと、まずは公募での審査会では、
作品が構造的、材料を含めて野外彫刻展として屋外設置が可能かを、審査員にアドバイスします。
作品が良くても野外彫刻展に無理な場合は、もちろん「推×」と出します。
その後、公募、招待作家のプランが出揃った段階で、作家自身が希望する設置場所を考慮した上で、作品を会場全体として作品になるよう、それぞれの彫刻の設置場所を決めるという係です。
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(友利)
数ある彫刻展の中で、宇部の展覧会の特色というと何でしょうか?
(佐々木)
他市町村の彫刻展と宇部の展覧会の違いは公募があること・・・かなあ。
ずっと、「新人の登竜門」と、言われてるよね。
たとえば、最近では、公募から上がって来て、大賞を取った井田勝己の例があるからね。
でも、公募、招待に関わらず、宇部だけの独自の特徴が薄れてきているのも確かなことだけど・・・
(友利)
それは、今後の課題ですね。
(佐々木)
今年の展覧会の全体的な印象として、作家の技術が上がって、毎回作品がきれいになっていっていますね。
材料のテクスチャー(肌合い)まで細かく気を使って仕上げてあり、材料の使い方が実にうまい。
もっと粗野で、荒々しいテクスチャーをもろともせずに、造形を追及した作品があってもいいかなあ〜。
(友利)
どうも、お疲れさまでした。
(佐々木)
次は、審査の時に、お目にかかりましょう。
・・・9月9日 図録撮影も完了。
あとは、子どもたちによる看板作りと審査を残すだけ。
さあ、みなさん、今回、お車の方は西駐車場に止めてくださいね。
ちっちゃな石の作品が会場まで誘導してくれます。
まず目に入る作品は?
◆湖畔の別荘は核シェルター。
通行人は必ず言います〜「かわいーい」(ギャル風)
私は、時代のノー天気さに、震えています。
◆ 動くビジュアル空間!風の作品3点。
「アゲインストな風がやってきましてねぇ、各々が各々のムーブメントで…、んー、時代のフリーダムとでも申しましょうか」(長●風)。
◆ 犬の螺旋。
形成と崩壊は、そう、同時の出来事〜白い大理石。
そして、トンボを見上げながら、時代のDNAを確かめます。
というのが、私の感想です。
では、会場で、お目にかかりましょう!!
■下線は作品(の特徴)です。会場でチェックしてくださいね!
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