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SAL VANILLA 公演情報 Vol.2(3回シリーズ)
PEELER6月号でも紹介した、パフォーミングアートユニット「sal
vanilla」。
9月7日〜11日、横浜のBankART
Studio NYKで新作を発表する。PEELERでは、3ヶ月に渡って「sal vanilla」をフィーチャーしていく。
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蹄ギガインタビュー
INTERVIEWER 藤田千彩
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蹄ギガ
SAL VANILLA主宰
ディレクター |
■サルバニラって一言でいうとどういう団体なのですか?
音楽、映像、マルチメディア、建築などいろんな表現メディアのアーティストさんと一緒にああだこうだいいながらカルチャー全体の風通しをよくしてるような場所です。
身体表現的には、バラエティにあふれるキャラを兼ね備えた男のパフォーマーたちが、繊細に大胆に真剣に今の身体リアリティを試行錯誤にながらカラダはって抽出してます。
■9月7、8、10、11日に行われる「+813」(「人ノ像」、「MINIMALMAN」)、9日に行われる「.JP」について、ギガさんの言葉で教えてください。
「日本オリジナルな芸術感覚ってどういうの?」てのがテーマです。
海外で評価されてる日本のアーティストは増えてきていると思うのですが、じゃいったい、どんな感覚や才能が優れ抜きん出ているのか「空間表現」って切り口から建築家、映像・サウンド・マルチメディアアーティストらと共同で、そのあたりを意識して実際作品にしてみようとする試みです。
上演する作品の「人の像(カタチ)」日本人の空間意識の特徴にあげられる”間”をモチーフとして、無・空の空間を強調することによって、生かされる有・点の空間に焦点をあてます。また、もうひとつの作品「MINIMALMAN」では、パフォーマーの外的な要素あるいは、内的な感覚と音・映像が相互作用しながら発生してくる一体的な空間表現を行います。
■今回のみどころは?
SAL VANILLAの2作品を一挙に上演する!というのも初の試みですし、かなりお得感はあるのですが、なんといっても、ベースになるのが、2台のプロジェクターで会場5面を包みこむRE[
]の河内一泰設計による「光と映像のインスタレーション」です!
パナソニックさんから協賛していただいた強力な機材を導入し、空間そのものはパフォーマンス、5.1サラウンドシステムで組まれた音像とともに一体感をもって変容していきます。
それと、.JPのほうは、いわずもがな、独特の方法論で活動している日本有数のアーティストばかりを揃えています。
特に、ROVOの勝井祐二さんとパーカッショニスト2名とklomaの迫田さんで編成されるユニットは、音と映像が完全にリンクした生き物のような空間がうまれま
す。
他、vanilla sports vol.01でもハイクオリティなパフォーマンスを見せてもらった真鍋大度くんと堀井くんのユニット。ターンテーブルから発生する振動を'pinky'というインターフェイスを媒介に増幅し、アブストラクトな映像とともに展開します。
sal vanillaの音楽も担当してもらっている、salmonくんが主宰する気鋭のテクノレーベルWC
recordingの2名とメタモルフォーゼにも参加するVokoiくんの強烈な体感度をもったパフォーマンス、あるいはInsector
laboのbroken hazeさんとschematicのkiyoさんのアンビエントノイズなライブアクトも非常におススメ!
このように、あらゆる角度から日本のサウンドパフォーマンスシーンが垣間みれるようなオーガナイジングになってます。是非是非!
■スタッフも役どころ&軽く紹介お願いします
「人ノ像(カタチ)」主な参加アーティスト
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□河内一泰(空間設計/インスタレーション)
建築家で結成されたヴィジュアルインスタレーションユニットRE[
]のメンバー。昨年のdance and media japanの共同制作作品「amplified」にて、蹄ギガとコラボ、その後、参加した香港のフェスティバルにおいてもインスタレーションを担当。
"非物質な建築"をモチーフに、繊細で緻密なインスタレーション空間制作を行っている。
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□saori(サウンド)
WC recordingで急躍進する若きクリエーター。
得意の低音をクールに操るクリックミニマルハウスで、フロアから、ギャラリー、劇場まで、柔軟に切りこんでいく。
sal vanillaでは、03年の台湾でのフェスティバル参加作品「senses」の音楽を担当。
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□辻哲朗(映像)
武蔵野美術大学・空間デザイン学科在学中。
視覚・聴覚を横断する表現機会を形成するONZOのメンバー。Nestの映像も担当。映像、音を細かくエディットする独自のシステムからうまれる表現を行う。
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「MINIMALMAN」主な参加アーティスト
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■salmon(サウンド)
気鋭のテクノレーベルWC recordingを主宰。サウンドトラックの制作他、DJなどで活動。bpmを統一したオリジナルな方法で毎月CDをリリース。
独自のアシッド感をもって疾走するビートのライブ体感度は、正直比類ない。
sal vanillaの代表作「inter/action」の音楽担当する他、sal
vanilla及び蹄ギガとのコラボレーション多数。
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■迫田悠(映像)
ビジュアルパフォーマンスユニットklomaのメンバー。
ROVOの映像を毎回担当する他、アルスエレクトロニカにも参加。
ライブ、パーティーだけでなく、メディアートの分野などワイドの効いた活動を行ってい。ROVOの勝井祐二氏とのコラボレーション多数で、音と映像による空気感をともなった表現は秀逸である。
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☆プレゼント☆
7日(水)、8日(木)に限り、
抽選で1組(2名)の招待券をプレゼント!
ご希望の方はPEELER info@peeler.jp まで件名に「Sal
Vanillaプレゼント希望」と明記の上、メールください。
〆切は9月5日(月)必着!
なお、当選者の方には、メールでご連絡を差し上げます。 |
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インフォメーション
「+813」(「人ノ像」、「MINIMALMAN」)
9月7日(水)、8日(木)、10日(土)/開演19:00
9月11日(日)/開演17:00
「.JP」
9月9日(金)/開演17:30
場所/BankART
Studio NYK
問い合わせ/SAL VANILLA(サルヴァニラ)
info@salvanilla.com
http://www.salvanilla.com/813/ |
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