東京都現代美術館で開催された「SPACE
FOR YOUR FUTURE」展を見た。アートの世界をダイナミック(動的)にとらえ今後の方向性を示していて面白かったし参考になった。森美術館で行われている「六本木クロッシング2007」展と狙いが近いところにあったのではないか。
「クロッシング展」は、絵画、彫刻、写真、映像など裾野の広がったアート界を全貌しその範囲を示唆していたし、今回の美術展は、アートと建築、デザイン、ファッションなど既存分野との融合によって各分野単独では得られない新しい世界を示していた。
後者が未来の方向性を具体的に強く主張したと思うが、両者とも美術界の的確な現状把握と未来志向の素晴しい参考になる企画だった、と思っている。